外観 街並みをリードするシンボルとしてふさわしい存在感。そのフォルムの全貌がつかみづらいからこそ楽しさが生まれる。前から知っているような、そしてこれからも残していくデザインにこそ意味がある。 リビング 色むらのある漆喰の壁とマットな無垢の幅広フローリングがこの上なく上質な組み合わせとなる。均質な素材ではこの世界観は醸し出せない。本当に落ち着く空間というものを教えてくれる。 長年コレクションしてきたアンティークのタイルをアクセントとして壁に埋め込みたいとのご要望に応えリビングとピアノ室にデザイン。期待以上の美しさにご満足いただいた。 インテリアのコツは空間のコーナーを押さえることとある程度の高さにアイキャッチを置くこと。埋め込まれたタイルにその役目を担わせた。午後の気だるい陽光がロマンチックに演出してくれる。 ダイニング ダイニングにおかれたアンティークのバタフライテーブル。このテーブルが先にあっての家のコンセプトのため、当然に違和感なくおさまっている。 キッチン 東に面したキッチンは多方向より光が入る至福の空間。キッチンキャビネットもそれに沿った八角形配置で使い勝手がよくなっている。黄色のローマンシェードが本当に幸せそう。 洗面 洗面台は広くていろいろと物が置ける幅広のもの。生活感を入れて完成するデザインなので片づけなくてもサマになる。タイルはスペインからの輸入品。 パティオ 大きなツリーを入れても余裕のパティオ。広くはない空間だが窓位置の工夫ができるのは最終形を考えて意匠プランニングし、そして同じ人間が設計をするから。本棚は厚みを出してプリミティブさを大事にした。板の厚さへのこだわりは群を抜いたものがある。 パティオから玄関ホールを通りリビングへと縦横に広がる間取りは、そのレイヤー感の効果でのびのびとした暮らしを目に浮かばせてくれる。 廻り階段の楽しみ方の一つに、階段に囲まれる空間の中心部に何を飾るかということがある。訪れる人を、そして毎日その景色を見る自分をもうっとりさせられるかが住まい手の腕の見せ所。 階段を上っていくと空間の複雑さの答え合わせができる。玄関壁のアクセントのモリス柄にも注目。 左の天窓は趣味のコーナー、奥の天窓は玄関ホール、手前右は階段を降り、ブリッジ状に右奥が主寝室。この複雑な空間はそこに立ったことのある者でないと理解できない。 寝室 主寝室の折あげ天井にご注目。階高を下げつつ低さを感じさせない工夫の一つで、外周部には構造梁が入る。ホテルのような佇まいに好適な手法と考える。 廻り階段を降りる際の風景は、この時間の壁の色だと美術館と表現できる。天窓からの自然光は表情を変え続ける。 Photos全画面表示 230904-02-IMG_55662 230904-02-IMG_5666 230904-02-IMG_52852 230904-02-IMG_57542 230904-02-IMG_53092 230904-02-IMG_59272 230904-02-IMG_53402 230904-02-IMG_5086 230904-02-DSC_0352_018-r 230904-02-IMG_53142 230904-02-IMG_53322 230904-02-IMG_58882 230904-02-IMG_5850 230904-02-IMG_5903 SHARE THIS POST